接骨院と整骨院、また整体院の違いとは?
接骨院と整骨院の違いって何でしょうか?
答えは、どちらも同じです。
単なる呼び方の違いです。
接骨院と整骨院も、「柔道整復師」という国家資格を持つ人が
開設できる治療施設です。
柔道整復師は、専門学校で学んで受験資格を得て
国家試験に合格しないと、その名を名乗ることができません。
柔道整復師ができる施術は、
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの治療になります。
※挫傷の分類
I度:筋肉の微細の損傷。肩こり、ぎっくり腰、寝違えなど
II度:筋肉の部分断裂、すなわち“肉離れ”です。
III度:筋肉の完全断裂です。
柔道整復師は、医師と同じように
健康保険を使用しての開業権が与えられています。
しかし、レントゲン検査や手術・投薬による治療は行えません。
整体院とは?
整体院は、その名の通り「整体」を行うところです。
整体といっても意味が広くて
治療内容に特に決まりがあるわけではありません。
日本では、手技を用いた代替医療・民間医療全般を指します。
整体院は、接骨院・整骨院と違って
資格を持たない人でも開設できます。
民間療法による施術を行うので、健康保険は利用できません。
また、
接骨院や整体院とは、ちょっとジャンルの違う
「鍼灸院」というのもありますが、
鍼灸院(しんきゅういん)って一体何?
鍼灸とは東洋医学のひとつで、崩れてしまった身体のバランスを
鍼(はり)や灸(きゅう)を使った施術で整え、
機能の回復を図る治療法です。
具体的には、人の身体に約365以上あると言われるツボを
手で触れることで状態を把握し、ツボに鍼や灸で刺激を与えて
免疫力や自然治癒力を高めます。
鍼灸院とは、その鍼灸の施術を
国家資格を持った鍼灸師(はり師、灸師)が
医療用の鍼や灸を使って行う医療施設のことです。
鍼灸師は、医師と同じように
健康保険を使用しての開業権が与えられています。